製造業でものづくり補助金が採択された4つ共通点とは?成功事例を大公開!
製造業でものづくり補助金に挑戦したいけど、どうすれば採択されるかわからない
ものづくり補助金は提出する書類も多く、何から手を付ければいいかわからない、ということはありませんか?
本記事では、補助金申請のプロであるFDWORKが、製造業がものづくり補助金に採択されるコツを紹介します。製造業の方でものづくり補助金に挑戦したいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
なお本記事は、中小企業庁のものづくり補助金公募要領(第16回)をもとに執筆しています。より詳しい内容を知りたい方は、公募要領をご確認ください。また本記事の内容は、ものづくり補助金の通常枠について記載しています。デジタル枠などその他の枠については、公募要領をご覧ください。
◎製造業がものづくり補助金に採択されるコツ
◎製造業がものづくり補助金が採択された事例が知れる
ものづくり補助金とは
ものづくり補助金とは、中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金です。
製造業の場合、納期短縮のための機械導入、新技術の導入などのために活用されています。製造業で欠かすことのできない要素であるQCD(品質・コスト・納期)を改善し、なおかつ新しい付加価値をもったものであれば、採択されやすい傾向にあります。
ものづくり補助金の採択事例
「製造業で過去にどんな会社でものづくり補助金が採択された?」まずはそんな疑問にお答えするために、実際に採択された事例を紹介します。製造業では多くの会社が採択されていますので、ぜひ参考にしてください。
板金加工業の採択事例
こちらはFDWORKが申請支援させていただいた企業です。板金加工業者がこれまで手作業で行っていた溶接作業を、溶接ロボットを導入することで納期短縮・コスト削減・品質向上を実現しました。補助金額は約1,000万円でした。
溶接ロボットの導入で単純作業を任せることで、職人にしかできない高単価な仕事に集中させることができました。それにより単価も上がり、新商品開発など新しい付加価値を生み出すことにもつなげています。
納期短縮・コスト削減・品質向上ができることを前提として、そこからどのように事業を展開していくかを事業計画書にまとめています。こうした事業計画書が作れたことで、採択につながったと予想されます。
歯科技工業の採択事例
こちらは神奈川県にある歯科技工会社の採択事例です。従来義歯の製作には1週間以上かかっていましたが、これを短縮するためものづくり補助金を使って加工機・3Dプリンタ・スキャナ等を導入しました。結果として納期を2日程度短縮しています。
さらに出産後の女性が働きやすい環境を作り、離職率の減少にも成功させています。このように納期の短縮だけでなく、労働環境改善にもつなげた点が、採択につながったと予想されます。
製造業がものづくり補助金に採択される4つの共通点
ここまでの事例をもとに、製造業でものづくり補助金を採択される共通点を4つにまとめました。
- 期日に間に合うようスケジュールを決める
- 審査内容を網羅する
- QCDを数字で説明する
- 客観的にわかりやすい事業計画書を作る
これらの要素が満たせれば、ものづくり補助金に採択される可能性が一気に高まります。ものづくり補助金に採択されたい方は、ぜひ参考にしてください。
期日に間に合うようスケジュールを決める
事業計画書の内容はもちろん大切なのですが、大前提として締切に間に合わなければ、ものづくり補助金は採択されません。そのため事業計画書を作るスケジュールを、事前に決める必要があります。ものづくり補助金に挑戦するつもりだったけど、期日に間に合わなかったというケースはとても多いです。
FDWORKでは、締切の1か月前で、申請支援を締切ます。事業計画書の作成に慣れている弊社でも、事業計画書の作成には1か月ほどの時間がかかります。ものづくり補助金の公募開始から締切までは約3カ月あるので、早めに準備を始めましょう。
ものづくり補助金の準備としては、主に以下のようなことが必要です。
- 事業計画書の作成
- GビズIDアカウントの取得
- 決算書などの書類を用意する
これらの内容を漏れなく実行し、さらに精度の高い事業計画書を作る必要があります。ものづくり補助金に採択されるためには、まずスケジュール決めからおこないましょう。
審査項目の内容を網羅する
ものづくり補助金の公募要領には、以下のような審査項目が記載されています。
- 補助対象事業としての適確性
- 技術面
- 事業化面
- 政策面
これらの内容をもとに審査がおこなわれるので、審査項目を網羅して事業計画書に盛り込む必要があります。
例えば事業化面④は「補助事業として費用対効果(補助金の投入額に対して想定される売上・収益の規模、その実現性等)が高いか。」という記載があります。成功事例で紹介した板金加工会社の場合、職人を単価の高い仕事に集中させることで、費用対効果が高いことを説明しています。
このように審査項目を1つ1つチェックして、内容を網羅した事業計画書を作る必要があります。事業計画書を作る際には、まず公募要領の審査項目をチェックしましょう。
ものづくり補助金の審査項目については、下記記事で詳しく解説しております。よろしければこちらも合わせてご覧ください。
QCDを数字で説明する
製造業を数字で説明する上では、QCD(品質・コスト・納期)での説明が必要です。ものづくり補助金では投資に対して効果が求められるので、予測されるQCDを数字で説明すると効果的です。
成功事例で紹介した歯科技工会社の場合、機械を導入することで2日程度の納期短縮に成功しています。事業計画書の段階で納期が何日短縮し、それによってどんな効果が得られるか記載していたと思われます。
このように数字で説明することは、ものづくり補助金採択において非常に重要です。
客観的にわかりやすい事業計画書を作る
ものづくり補助金の審査員は、その業界のプロではありません。そのため事業計画書は誰が読んでも客観的にわかりやすいものを作る必要があります。
そのためには専門用語をできるだけ使わず、明確な数字的効果を事業計画書に落とし込みます。このあたりのまとめ方は、はじめて挑戦する方にとって、かなり困難であることが多いです。そのためプロによる事業計画書サポートを受けることをおすすめしています。
製造業のものづくり補助金の申請サポートはFDWORKへ
製造業でものづくり補助金を採択されるためには、以下のポイントをおさえましょう。
- 期日に間に合うようスケジュールを決める
- 審査内容を網羅する
- QCDを数字で説明する
- 客観的にわかりやすい事業計画書を作る
採択された企業の共通点ですので、これらをおさえれば採択される可能性が一気に上がります。しかし実際やってみると、自力でこれらのポイントをおさえることは難しいです。事業計画書をまとめるだけでも大変ですし、ポイントをおさえるとなるとさらに手間がかかります。そんなときは、ぜひ一度FDWORKにご相談ください。
FDWORKはこれまで4年間で250件以上の補助金申請サポートをおこない、採択率100%を誇っています。補助金のことを知り尽くしているからこそ、採択率100%を維持できています。もし補助金の申請でお困りであれば、ぜひ無料相談をご利用ください。ものづくり補助金の採択を全力でサポートさせていただきます。
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