ものづくり補助金の再挑戦前に知っておくべき3つのポイント
ものづくり補助金に再挑戦したいけど、どうすれば採択されるかわからない
ものづくり補助金は一度失敗しても、再挑戦ができます。しかし落ちた理由がわからなければ、再挑戦してもまた失敗してしまいます。
本記事では、補助金申請のプロであるFDWORKが、ものづくり補助金に再挑戦するときに採択されるコツを紹介します。ものづくり補助金に再挑戦したいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
なお本記事は、中小企業庁のものづくり補助金公募要領(第16回)をもとに執筆しています。より詳しい内容を知りたい方は、公募要領をご確認ください。また本記事の内容は、ものづくり補助金の通常枠について記載しています。デジタル枠などその他の枠については、公募要領をご覧ください。
◎ものづくり補助金に落ちた理由
◎ものづくり補助金の再挑戦で採択されるコツ
◎ものづくり補助金の再挑戦で成功した事例
ものづくり補助金に落ちる主な理由
ものづくり補助金に再挑戦する前に、まずは落ちた理由を分析してみましょう。落ちた理由がわかれば、再挑戦で採択される確率が上がります。ものづくり補助金の審査に落ちる理由は様々ですが、その中からよくある理由を紹介します。
- 革新性と生産性向上の説明が足りない
- 審査項目が満たされた事業計画書になっていない
- 他社と類似した内容になっている
それぞれの理由を詳しく解説します。
革新性と生産性向上の説明が足りない
ものづくり補助金審査項目(2)技術面①には、以下のような記述があります。「新製品・新サービス(既存技術の転用や隠れた価値の発掘(設計・デザイン、アイデアの活用等を含む))の革新的な開発となっているか」つまりものづくり補助金に採択されるためには、革新性が必要とされます。しかし革新性を審査員にもわかってもらうよう、客観的に説明できていないケースが多く見られます。
例えばラーメン屋さんが券売機を導入したとします。たしかに手間は減って生産性向上につながりますが、革新性があるかと言われると疑問符がつきます。
一方、建築会社が新たにカメラ・センサー付きのショベルカーを導入したとします。全国的にカメラ・センサー付きショベルカーが広がっていても、この地域では広がっていない場合他社と差別化できます。このような場合は革新性があると見なされる可能性が高いです。
要するに導入することで他社から抜きんでられるか、そしてそれがどのように生産性向上につながるかを記載しなければなりません。これは元々その会社が持っている技術と組み合わせると、見つかることが多いです。
審査項目が満たされた事業計画書になっていない
ものづくり補助金の公募要領には、以下のような審査項目が記載されています。
- 補助対象事業としての適確性
- 技術面
- 事業化面
- 政策面
これらの内容をもとに審査がおこなわれるので、審査項目を網羅して事業計画書に盛り込む必要があります。
例えば政策面①は「地域の特性を活かして高い付加価値を創出し、地域の事業者等や雇用に対する経済的波及効果を及ぼすことにより地域の経済成長(大規模災害からの復興等を含む)を牽引する事業となることが期待できるか。」という記述があります。地域に対してどのような貢献ができるか記載する点も審査対象になるということですね。
このように審査項目を1つ1つチェックして、内容を網羅した事業計画書を作る必要があります。事業計画書を作る際には、まず公募要領の審査項目をチェックしましょう。
ものづくり補助金の審査項目については、下記記事で詳しく解説しております。よろしければこちらも合わせてご覧ください。
他社と類似した内容になっている
他社と同じ機械やサービスを導入する際、事業計画書が他社と類似した内容になることがあります。これは先ほど解説したように、革新性がないと見なされることがあります。
事業計画書では自社独自の強みを打ち出し、他社と差別化することが重要です。
ものづくり補助金の再挑戦で採択された事例
ここからはFDWORKが支援して、再挑戦でものづくり補助金が採択された事例を紹介します。どちらも補助金が採択されたので、ものづくり補助金に興味のある方はぜひ参考にしてください。
株式会社ハピセ
会社名:株式会社ハピセ
業界・業種:自動車販売・修理・車検
補助金申請した事業:自動車工場の設備導入
補助金の金額:約1,000万円
広島県で自動車販売・修理・車検の事業をおこなう株式会社ハセピ。自動車工場で使用する設備導入のため、ものづくり補助金を利用しました。
他社に補助金申請を依頼して審査落ちして悩んでいたところ、知り合いの社長さんにFDWORKを紹介され再挑戦します。他社と比べてヒアリング量が多く、精度の高い事業計画書を作ったことで、無事ものづくり補助金が採択されました。
ハセピ株式会社の詳しい採択事例は、以下の記事で詳しくまとめています。よろしければこちらも参考にしてください。
The補聴器専門店合同会社
会社名:The補聴器専門店
業界・業種:補聴器の販売
補助金申請した事業:耳型を3Dスキャンする設備・防音室など
補助金の金額:約260万円
大阪で補聴器の販売をおこなうThe補聴器専門店。耳型を3Dスキャンする設備・防音室などを導入するため、ものづくり補助金を利用しました。
他社に頼んだときは規模に合わない金額の提案をされて、自分でもうまく事業内容をまとめられていませんでした。しかしFDWORKで規模に合った提案をしたところ、再挑戦では無事ものづくり補助金が採択されています。
The補聴器専門店の詳しい採択事例は、以下の記事で詳しくまとめています。よろしければこちらも参考にしてください。
ものづくり補助金に再挑戦する前に知っておくべき3つのポイント
ものづくり補助金に再挑戦する際には、事前に3つのポイントを確認する必要があります。
- 不採択理由を事務局に確認する
- 公募要領の変更点を確認する
- 採択率の高い支援会社に依頼する
これらの準備をしっかりしておけば、再挑戦で採択される可能性が高くなります。それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
不採択理由を事務局に確認する
あまり知られていませんが、事務局に連絡すれば、ものづくり補助金が不採択になった理由を教えてくれます。「事業の革新性が見られなかった」といった簡単なものですが、不採択理由がわかるのは大きいですね。
不採択になったら、まず事務局に連絡をしてみましょう。その上で次回の事業計画書では、どの部分を修正すればいいか確認します。不採択理由がわかれば、再挑戦で成功する可能性が高くなりますよ。
公募要領の変更点を確認する
ものづくり補助金の公募要領は、毎回更新されます。そのため変更点は必ず確認しましょう。また変更点がわからない場合は、公募要領を把握している支援会社に聞くことをおすすめします。変更点を明確に把握している支援会社であれば、再挑戦で成功する可能性が高くなります。
採択率の高い支援会社に依頼する
ものづくり補助金の申請をサポートしてくれる支援会社は多数あります。しかし残念ながら支援会社の中でも、レベルに差があります。
支援会社のレベルを見極める1番の方法は、採択率を確認してみることです。手前味噌ですが、弊社FDWORKはこれまで4年間採択率100%を誇っています。別の支援会社で不採択だったお客様でも、FDWORKで挑戦したら採択されたという事例も多数あります。
採択率の高い支援会社をお探しの方は、よろしければFDWORKの無料相談をご利用ください。
ものづくり補助金の再挑戦についてよくある質問
最後にものづくり補助金に再挑戦するお客様から、よくある質問をまとめました。これまでの記事で解説できなかった部分ですので、再挑戦する前にチェックしてみてください。
- 落ちたときの同じ事業内容で申請しても大丈夫?
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ルール上は問題ないですが、不採択になる可能性が高いです。FDWORKでは事業自体を見直したり、見せ方を変えたりして対応しています。また決算期をまたいだ場合は、数値計画の修正も必要なので注意しましょう。
- 初回申請と再挑戦で何か違いはある?
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採択に関しては特に違いはありません。何度でも挑戦可能ですし、再挑戦のペナルティはありません。しかし不採択になると、その分事業の開始が遅れます。そのため早く採択されないと、事業自体が頓挫する可能性があるので注意しましょう。
- 落ちてすぐ次のものづくり補助金に挑戦しても大丈夫?
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問題ありません。なぜ不採択になったかを考え、再挑戦では採択されるように事業計画書を作りなおしましょう。
ものづくり補助金の再挑戦はFDWORKへ
ものづくり補助金に落ちる主な理由は、以下の通りです。
- 革新性と生産性向上の説明が足りない
- 審査項目が満たされた事業計画書になっていない
- 他社と類似した内容になっている
不採択になった理由を明確にして再挑戦しなければ、次回も不採択になる可能性が高いです。そしてそのときには、優秀な支援会社のサポートが必要です。
FDWORKはこれまで4年間で250件以上の申請サポートをおこない、採択率100%を誇っています。補助金のことを知り尽くしているからこそ、採択率100%を維持できています。もし補助金の申請でお困りであれば、ぜひ無料相談をご利用ください。ものづくり補助金の採択を全力でサポートさせていただきます。
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